コンクリートがひび割れした時の対策【駐車場の土間コンクリート】

こんにちは、健信建設です。
本日も引き続きコンクリートについて土木会社としての知見を記事にしてみました。

ちなみに。
大前提として、「割れないコンクリート」はありません。
コンクリートが割れにくくなるように施工会社は現場ごとの特徴に応じ改良、改善を加えております!

この記事を読んでほしい人…

  1. 持ち家の基礎部分にひび割れを見つけた方
    • 「このひび割れは重大な問題なのか?」という不安を抱えている方。
  2. 駐車場など外構部分の土間コンクリートが割れている方
    • なぜひび割れたのかや形状等の問題点を知りたい方。

コンクリートがひび割れる主な条件

1. 主な発生原因

  • 経年劣化

    コンクリート中の水分が蒸発するため乾燥収縮によりひび割れが生じます。
  • 地盤の移動や地震

    地震により地盤が移動しコンクリートにひび割れが発生する。
  • 工事時の不良

    作業中のコンクリートかぶり厚さ・締め固め不足などが原因で発生。
    住宅基礎の場合はアンカーボルトの締め過ぎが原因となることもあります。

2. 時期や計画などに起因する原因

  • 季節の温度変化

    夏などの高温時には水分が急激に蒸発する現象によりひび割れが発生。
    冬季は凍結の恐れもあります。
  • 曲がり角の多い計画

    例えばカーポートの柱、建物の基礎の角、雨水や汚水の桝周りなどがあるとその部位からひび割れが発生しやすいです。
    また、面積が広くなるほどひび割れも発生しやすいです。
    住宅の深基礎部分なども。

ひび割れを防ぐためには

割れるものだとしても、建物の安全性に支障をきたしてはいけません。
まずは予防が大事ですので以下の対策を検討してみてください。

コンクリートのひび割れに対する対策

  • 地震や地盤の移動対策として

    外構部分に関してはあらかじめ支持杭を施工し土間をスラブ化する等、不同沈下に備えます。
    施工する会社に相談をしてみましょう。
  • シンプルな計画

    複雑な収まりはコンクリートの断面欠損につながりやすく、ひび割れのリスクが高まります。
    排水桝や水栓などは土間コンクリート内に配置されないよう設計される方に事前にご相談ください。

基礎のひび割れはどうしたらいいの?

ひびが入っていたら欠陥住宅だ!と、慌てないでください。
まずは建築した会社に相談しましょう。
ただし、割れていることで心配なのは空気中の塩分と基礎コンクリート内の鉄筋が反応してしまうことです。
ですのでパニックにはならずに連絡をして早急に対応してもらいましょう。
基礎のクラック補修を専門としている会社もありますが、まずは建築会社に連絡して状況を確認してもらいましょう。

まとめ

コンクリートのひび割れは、原因をしっかり解析した上で対処することが重要です。
住宅の安全性を保つためにも、専門家の意見を参考にすることを心がけましょう。

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